2016年3月19日土曜日

キャラかぶり



テレビを見ていて「このタレントは嫌い」と言ったら「自分とかぶってるからだ」と言われてショックだった、と言ってた友達がいた。
人を見てムカムカしてきたら、それは自分と似た人間なんだそうだ。



確かに自分の友達を見回してみると、自分と似た人はそういない。
価値観が似た人、共感が出来る人でなければ付き合いも難しいが、同じ所で同じことをコメントする人がいたら「それは私のセリフだ」と腹が立って、自ずと避けるようになるだろう。


私自身はぼんやりしているせいか、周囲はしっかりした人が多い。
仕事関係者には特にそれが顕著だ。

あまり社交的な方でもないので、業者さんとのお付き合いは苦手だった。
一緒に働いていた人に社交的な人がいたので、その人に私専属の「お付き合い窓口」になってもらい、飲み会なんかのお誘いは全部その人を通してもらった。
元々積極的に飲み会に行きたいとも思っていないので、お付き合い窓口に「これは行った方が良い」「これは断っても良い」という判断をお願いし、「行け」と言われたものだけ行った。
私にとっては苦痛でしかないことが、お付き合い窓口人にとっては「別に」という程度の事だったようで、適材適所という言葉の意味を実感した。


鍋奉行なんかもそうだ。
周囲に仕切り屋が多いので、私は付いて行くだけで、割り当てられた物をおとなしく食べている。
仕切る気は全然ないけど、仕切り方にはうるさいから、仕切りの悪い人とは一緒に行かない。
この人の仕切りは良い、と思う人を選んで行くので、肉の量と野菜の割合などの割当て内容に不満はまったくない。むしろ安心して食べていられる。

鍋奉行自身に「鍋奉行同士が同席した場合はどうするの?」と聞いてみたら「相手の仕切り具合を見て、向こうが上だと思ったらそちらに任せる」と言っていた。
牽制しながらお互いに相手のやり方を見て、「やるな」と思ったら無言のうちに「どうぞ」と任せるんだそうだ。
「鍋奉行同士がぶつかることはないの?」と聞いたら「それはない」と言う。「同席した人とぶつかることはないけど、他所のテーブルの仕切りが悪いとそっちが気になって自分がお箸を取り上げたくなる」とも言っていた。

人間は衝突を避ける為の智恵を本能的に持っているのかも知れない。


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