2016年3月27日日曜日

Amazon FireHDの読み上げ機能を使ってみた


少し前にAmazon FireHD7を買った
恐る恐る使っている状態なので全体としてどんなものかはまだわかっていない。
とりあえず本筋の読書機能から仲良くなっていこうと思って、あれこれ試している。



電池持ちとか目への負担のこともあって、出先では相変わらずpaper whiteを使っている。

Fireは家にいる時に使うので、長時間使ったことはない。
故に目にどれくらいの負担を感じるか、正直なところ、あまりよくわからない。


Fire版Kindleには「読み上げ機能」というものが付いている。
私はMacに標準搭載されている読み上げ機能の愛用者だ。
読み上げ機能はとても便利な道具で、やたら文字数が多いウェブ上の資料を読むときなど、textファイルにコピペして読んでもらっている。
日本語の読み上げは難しいらしく、漢字の誤読が多いが、意味はだいたいわかる。
まともに読んでいたら長時間かかって目が痛くなる資料も、パソコンが読んでくれると楽だ。
私はいつも読み上げてもらいながらそばで体操をしている。私の大好きな時間の有効活用ができる。


読み上げ機能に着目したのは、カタログのスペック校正をしていたときだった。
自分で入力した内容を出力→人と読み合わせ、という作業をしていたのだが、どうしても、人の手を借りないといけないから、無駄が多い。
パソコンの読み上げ機能を使うと全部読んでもらえるので、私は手元を修正するだけで良い。


漢字を読む日本語と違って、英語の読み上げ機能は誤読が少ない分(ゼロではない)、応用範囲が広がる。
英語学習時、昔だったらネィティブの発音を学ぶ為に教材のテープが必要だったが、どんな文章でも読み上げてくれる読み上げ機能があれば、必要以上の投資が不要になる。
たいてい同じ英語でもアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語等々いくつか選択肢があるので聞き慣れた発音を選べる。

Fireの読み上げ機能の場合、基本はアメリカ英語だ。
別の言語は無料でダウンロードできるので私はイギリス英語も加えた。
ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』と、アドラー本を読んでもらった。


もうオーディオブック、いらない、と思った。
プロが読んでいる訳ではないので、抑揚や変化をつける所などはパーフェクトではないが、素人の私が読書に使う程度ならばこれで充分だ。

特にアドラーのような知らない用語が多く出てくる文章は、普通に読んでも一度で内容を把握するのは難しい。
箇所によっては何度も戻って読み返す。
読み上げ機能で大筋をつかみ、黙読で細かい所を理解していくようにしてみたら、読み方にも変化が付いて、難しい本でも飽きにくい。


読み上げ機能を使わない方には無関係だろうが、私に取っては読み上げ機能だけでもFireは買いだ。