amazonのkindle paper whiteを持ち歩いている。洋書二冊を同時進行で読んでいるので荷物が軽くて非常に便利。辞書も入っているからなお便利。
kindleにはword wiseというお節介な機能がついている。お節介と決めつけていたので全く使っていなかったが、使ってみたらあまりの便利さに驚嘆した。
kindle paperwhiteを愛用している。
紙の本も大好きだけど、kindleだと端末に何冊でも本を入れておけるから、荷物が少なくて済む。
英語の勉強を兼ねて、英語で書かれた本を同時進行で二冊読んでいる。
一冊は前にも書いたアルフレッド・アドラーの"4 book collection"で、もう一冊はドストエフスキーの"The Brothers Karamazov"(『カラマーゾフの兄弟』)。
ドストエフスキーの英語版は二冊目の挑戦で、以前に『悪霊』を読んだことがある。
日本語版の『悪霊』と英語版の"The Possessed"の該当箇所を交互に読む、という読み方をした。
日本語版で意味を頭に入れ、すぐに英語版を読んだので、辞書を引くことはしなかった。
今回の『カラマーゾフの兄弟』も同じように交互に読み、辞書は使ってなかった。
途中からアドラーを読み始めた。アドラーは日本語訳を読んでないので、内容がわからない。
内容を知りたくて読み始めたから、辞書無しという無謀な読み方は出来ないので、仕方なくkindleに内蔵されてる辞書を使いつつ、意味を取っていった。
(写真は、paperwhiteではなくスマホアプリのkindle)
調べたい単語を長押しすると、辞書が表れる。
面倒だけど、結講使える。
これで大体の意味は取れる。
アドラーを読み始めた影響で、ドストエフスキーも読み飛ばさずにまともに読もうと思い始めた。
ある時、kindleにはword wiseという機能があることを思い出した。
以前もぴょこんとオファーが出てたが、面倒でオフにしていた。
行間が広がり、むこうが勝手に「わからんだろ」と思っているであろう単語に、小さく意味が付けられている。
いわゆる英英辞典で、英語の単語に英語で意味説明されている。
この行間にメモで小さく説明を入れるスタイルは、私が高校・大学と古典と漢文のノートに使ってたのと同じやり方。
わからないところだけメモを書き、あとは原文で理解する。全文の対訳を書くという事はしない。
わからない所以外は原文で理解することが、古文を原文で読めるようになる早道!
勝手に付けられる英語の説明が、かなり簡潔で、読むペースを崩さない。
一々長押しして辞書を表示させる必要がないから、早い。
word wiseの便利さを堪能すると、何の解説もない原文オンリーの画面が、重く感じる。
アドラーの普通の画面。
これしか知らなければこれで違和感なかったけど、word wiseで慣れると「面倒くさ」と思えて来る。
もう少し語彙が増えれば、これで良いと思えるんだろうけど。
残念ながら、このアドラー本はword wiseに対応してない。
便利な機能は使うべし。
〈宣伝のお時間〉
The Brothers Karamazov (English Edition)
今読んでるのがこれ。123円。申し訳ないくらい破格。洋書読むならドストエフスキー。
The Possessed (The Devils) (English Edition)
ドストエフスキーの『悪霊』の英語訳。0円。タダ。おそらく古い訳。でも内容はすばらしいし読みやすかった。語学にお金をかける必要はない、というのが私の持論なので、0円の電子書籍をどんどん活用すべき。『悪霊』という話そのものが、読者をグイグイ引っ張っていく力を持ってる作品だから、投げ出さずに読める(人によるか)。残念ながらword wiseには非対応。
Delphi Complete Works of Fyodor Dostoyevsky (Illustrated) (English Edition)
代表作のほとんどが収録されている1冊全集。245円。ネット時代万歳。買ったけどまだ全然読んでない。一生かけてドストエフスキーを読む気があれば、これを買った方が早い。ファイル重いけどね。word wise対応。
Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi 、キャンペーン情報つき
スマホにkindleのアプリが入っているにもかかわらず、paperwhite派。スマホは長時間読んでると目が疲れる。paperwhiteの方が目に優しい。サクサクとは進まないけど。どっちかというと「もっさり」「ゆったり」。電池持ちは良い。悪いことは言わない、持ってて損はない。