2016年2月16日火曜日

家で最期を迎えた家族の送り方(4)火葬場編



自宅で家族が亡くなった場合、どういう手続きを経て弔うのか、なかなか聞く機会がない。
私自身も実際に経験するまで知らないこともたくさんあった。
備えあれば憂いなし、何かの時に役に立つこともあるかもしれないので、昨夏に祖母が自宅で逝去した時のことをあげておく。
葬儀も終って、出棺。火葬場へ。



火葬場までタクシーで行くと、葬儀屋さんの火葬場専任スタッフが居て、控え室のテーブルに案内してもらえた。この女性スタッフが火葬場でのすべてのことを担当してくれる。

以前やった別の葬儀では、人数が多かったからかプランが高かったからか、畳敷きの大きな部屋へ通され(勿論、よその皆さんと相部屋)、お茶菓子かなんかが出たように記憶しているが、今回は大きな部屋のテーブルへ案内され、お茶菓子は売店で購入するシステムだった。

火葬場は合理的に出来ていて、葬儀屋さん単位でくくられ、「◯◯斎場の誰々家」という感じで管理されていた。葬儀屋さんの名前を言えば、すぐに葬儀場の現場スタッフがやってくる。

火葬場でもスムーズにことは運び、帰りはタクシーで葬儀場に戻った。
タクシーの手配も火葬場に居る現場スタッフがすべてやってくれるので、遺族は言われた場所で待つだけ。
帰りのタクシー代は降りる時に現金で支払った(プランによってはタクシー代が組み込まれることもあるらしい)。

初七日はないので、斎場に置いてあった自分の車に乗ってそのまま帰宅。
昼近くから葬儀が始まり、終ったのは夕方頃。あっさりしたものだった。

気づいたこと

火葬場とは何の関係もないが、手続きを通して困ったのが「ハンコ」。

死亡検案書などの書類に押印・署名して役所に出すのだが、書類に書いた故人の本籍地が役所の登録と違っていると、後日、役所に出向いて手続きをしないといけない。
葬儀屋さんが色々な名前のハンコを持っているので通常は困らないが、後日手続きに呼び出された時に同じハンコを葬儀屋さんに取りに行かないといけなくなる。(昔は本籍を動かせなかったため、高齢者は思わぬ場所に本籍があったりする)
100均のもので充分なので、遊んでる三文判は持っていた方が良い。


次回は、気づいたことのオマケ。自宅での最期に不可欠な終末医療の専門医について。