2016年2月14日日曜日

家で最期を迎えた家族の送り方(1)警察来た!編

最期を迎えるのならば自宅で、と家族が願っても、色々な事情から病院で亡くなる、ということは多い。
家族が家で亡くなった時に、どんな手続きを経て弔うのか、聞ける機会は少ない。
ケースバイケースなのは勿論だが、私の祖母が去年亡くなった際の経過をのせておく。




亡くなった頃のうちの祖母の状況

- 母方で、隣の市の持ち家に独居
- 持病はないが、近所の内科がかかりつけ医になっていた
- 基本的に自分のことは自分で出来た
- 高齢(95)だったので、月1回〜週1回程度母が様子を見に行っていた
- 家族はうちのみ。親戚は市内に数人いて付き合いもあった


亡くなる2〜3ヶ月前から少しずつ体調が悪い日が増えていたが、入院等はしていなかった。

亡くなる10日ほど前に熱中症になり、母が泊まり込み始める。元々足腰は丈夫で骨折もしたことがないくらいだったが、亡くなる前は歩くのが困難になってきて、母が介添えしてトイレ等に連れて行っていた。

未明に心筋梗塞で死去。
お手洗いに行った帰りに歩けなくったので、隣の部屋で少し休んでいたら、軽く嘔吐したきり動かなくなって、次第に冷たくなっていったそうだ。
母は祖母の体にタオルケットをかけ、その場所に祖母を寝かせていた。

かかりつけ医に電話すると「救急車を呼ぶように」と言われ、救急車を呼ぶ。すでに死去していたので、救急隊からそのまま警察へ連絡が行った。(救急隊は遺体を運べないらしい)

警察が来て、検視。 警察に呼ばれた医師が到着。検視に数時間かかる。
高齢で事件性も疑われなかったのか、特別強い問われ方をすることはなかった。

検視の途中で、自宅に居た私の所に警察から電話が来た。
祖母が亡くなった連絡が母からいつ来たのかを確認されたのでそのまま答えた。
警察の方からはいたわりの言葉もいただいた。

検視が終わる頃に警察に呼ばれた医師から私の所に電話があり、 「死亡検案書を取りにきて」と言われる。逝去した時に医師が立ち会わない場合、「死亡診断書」ではなく「死亡検案書」を書いてもらうそうだ。
医師(開業医)の所で役所・警察あて等の複数枚の書類をもらう。その場で現金で3万円支払った。

以上で警察の検視は終了。
葬儀屋さんの手配は次回の項で。