アルフレッド・アドラーの本を読んでみたいと思っていろいろ探したけど、読みたい日本語訳がなかった。
仕方がないのでkindleの英語版(99円。破格)を買って、読んでいる。
さくさくとは進まないが、じっくり読まざるを得ないので、思わぬ発見があったりする。
アドラーの" What life could mean to you"を読んでいて見付けた興味深い箇所。
A boy of twelve who was brought to the clinic because of enuresis and continual conflicts with his mother gave as his first memory, "Mother thought I was lost and ran into the street shouting for me and very frightened. All the time I was hidden in a cupboard in the house."
In this memory we can read an estimate: "Life means -- to gain attention by giving trouble. The way to gain security is through deceitfulness. I am overlooked, but I can fool others."
His enuresis, also, was a means well adapted to keeping himself the center of worry and attention, and his mother confirmed him in his interpretation of life by her anxiety and nervousness over him.
出典:
Alfred Adler 4book collection (What life could mean to you; The pattern of life; The science of living; The neurotic constitution)
Business and Leadership Publishing
ALFRED ADLER 4 BOOK COLLECTION: WHAT LIFE COULD MEAN TO YOU; THE PATTERN OF LIFE; THE SCIENCE OF LIVING; THE NEUROTIC CONSTITUTION (Timeless Wisdom Collection 195) (English Edition)
アルフレッド・アドラーの著者ページ(Amazon)日本語訳もいろいろ出てます
(日本語訳 訳が下手でごめんね)
母親との絶え間ない衝突と夜尿症が原因でクリニックにつれられてきた12歳の少年は最初の思い出をこう言った。
「お母さんは僕を見失ったと思って、僕のために叫びながら道路に走り出しました。動揺していました。いつも僕は家の食器棚に隠れていました。」
この思い出の中に我々が見出せる見積りはこうだ。
「人生の意味はトラブルを与えることで注目を得ること。安全を確保する方法は欺くことだ。僕は見落される、でも僕は相手をバカに出来る。」
彼の夜尿症はまた、注目と心配の中心に彼を据えるために上手く適応した手段だった。
母親の彼に対する心配と神経過敏が、彼の人生の解釈を承認したのである。
「お母さんは僕を見失ったと思って、僕のために叫びながら道路に走り出しました。動揺していました。いつも僕は家の食器棚に隠れていました。」
この思い出の中に我々が見出せる見積りはこうだ。
「人生の意味はトラブルを与えることで注目を得ること。安全を確保する方法は欺くことだ。僕は見落される、でも僕は相手をバカに出来る。」
彼の夜尿症はまた、注目と心配の中心に彼を据えるために上手く適応した手段だった。
母親の彼に対する心配と神経過敏が、彼の人生の解釈を承認したのである。
世の中にはなぜか「やっちゃダメ」ということばかりする人がいる。
物事に差し障りが出て、周囲が尻拭いしなければならないので、周りは困って苦言を呈するが、なおらない。
物事に差し障りが出て、周囲が尻拭いしなければならないので、周りは困って苦言を呈するが、なおらない。
面白いことに、こういう人物(私が知っているのは男性だが)が迷惑をかける対象は、ほとんど母性本能の強い優しい女性だ。
男性なら放っておくところを、優しい女性は言葉を尽くして説明すればわかると思ってしまう。
こういう人物は、どれだけ言ってもやめないし、叱責も全く効果はないが、「相手にならない」という扱いを受けると、途端にやらなくなる。
男性なら放っておくところを、優しい女性は言葉を尽くして説明すればわかると思ってしまう。
こういう人物は、どれだけ言ってもやめないし、叱責も全く効果はないが、「相手にならない」という扱いを受けると、途端にやらなくなる。
やってはいけないと納得した訳じゃなくて、「この人には通じない」と判断して他に自分の世話をしてくれる相手を探し始めるだけなのだけど、とりあえず「世話してくれない相手」とのトラブルは起こさなくなる。
言っても言っても全然聞かない、大人になっても子供のように主張する、尻拭いをしないし責任を取ることもしない、という人達の心理状態がわからなかったけど、アドラーのこの箇所を読んで霧が晴れるようだった。
この大発見をこういう人物の尻拭いをしている優しい女性に話したら、返事がなかったけど。
言っても言っても全然聞かない、大人になっても子供のように主張する、尻拭いをしないし責任を取ることもしない、という人達の心理状態がわからなかったけど、アドラーのこの箇所を読んで霧が晴れるようだった。
この大発見をこういう人物の尻拭いをしている優しい女性に話したら、返事がなかったけど。