2016年6月17日金曜日
映画「m:i ローグ・ネイション」を見た
トム・クルーズと言えばミッション・インポッシブル、ミッション・インポッシブルと言えばトム・クルーズ。5作目に当たる「ローグ・ネイション」がめでたくプライムビデオに追加されたので見た。
常に計画が運に左右される恐るべき組織IMFが解体され、CIAに吸収されるところから本作は始まる。
既に前作からその伏線は張られていて、本作は「その先の物語」だ。
IMF解体に熱心なCIA長官をアレック・ボールドウィンが演じている。
アレック・ボールドウィンはまだ細かった頃に「レッド・オクトーバーを追え」でCIA分析官ライアン博士を演じていた人だ。
続編の「パトリオットゲーム」からはハリソン・フォードがライアン博士を演じたのでライアン=タフガイになってしまったが、ボールドウィンがやってた頃のライアンは目がキラキラして天然全開の分析官だった。
レッド・オクトーバーは1990年の作品だから、その当時のボールドウィンのままで居ろと言う方が無理なんだけど、20数年の月日を雄弁に物語るほどルックスが変わっている。黙っていたらまさかあのライアン博士だとは思えない。
m:iは時々さらっと大物が出る。ボールドウィンクラスの俳優さんが出てると言うことは何かあるのかなと思って見ていたら最後にちゃんとあった。
こだわって変更の末に出来たラストだそうだ。ステキなオチの良いラストだった。
m:iを見ているといつも思うんだけど、トム君は走り方がとても美しい。
昔、体育の先生が「カール・ルイスの走り方を見ていると、腕をしっかり振っていて、手が顔の前まで来てるでしょ。短距離は『目の前に手が!』がポイントだよ」と言っていた。
トム君の走り方を見ているとつい「目の前に手が!」と言いたくなる。それくらい美しいフォームで走っていると思う。
今回のヒロインのイルサを演じたレベッカ・ファーガソン(スウェーデンの女優さんらしい)もトム君と一緒に走るシーンがあるが、彼女も走り方がとてもきれいだ。
前作の紅一点は走り方がどうもイマイチだったから、余計に印象的だった。
スタントも使っているんだろうが、今回のヒロインは自分で戦う強い女性だ。
オートバイで追跡をまくし、水の中までイーサンを助けに行くし、格闘シーンではラ・ケブラータが炸裂するんじゃないかと思うくらい華やかだし、アクティブで存在感があった。
元々ミッション・インポッシブルはチームで作戦に当たる話のはずなんだけど、ルーサー以外はチームのメンバーとしての存在感が今ひとつだった。
今回は前作から引き続き出演しているメンバーが多く、ボールドウィンも加わって、やっとらしいチームになって来た感じがする。
このラストが伏線になって6も出来ると良いなぁ。