2016年7月11日月曜日

映画「ビバリーヒルズ・コップ」の1と2を見た



エディ・マーフィーの出世作「ビバリーヒルズ・コップ」は、公開当時(まだ子供)田舎に住んでた私の周囲でも話題になったほど人気があった。

映画館では見ていないが、テレビで一度見た。主演のエディ・マーフィは早口で喋るのがうまい俳優さんだと聞いていたので、吹き替えで見て意味があるのかなぁと思っていた。
時代は進んで、手軽に字幕で見れるようになった。インターネット万歳。



「ビバリーヒルズ・コップ」は当初、シルベスター・スタローンが出る予定だったそうだが、コメディは嫌だとかなんとかごねて諸事情によって、エディにお鉢が廻って来たそうだ(wikiによる)。
 結果的にそれがエディをスターに押し上げることになったから、巡り合わせとはわからないものだ。


この2作品にも、なぜかスタローンの関係者が出演しているし、「ランボー」のパロディみたいなシーンもある。


1でアクセル(エディ・マーフィ)の幼なじみマイキーを殺させた敵役メイトランドを演じたスティーブン・バーコフは「ランボー 怒りの脱出」でソ連軍の将校ポドフスキー中佐を演じていた。

「ランボー」はトラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)というランボーの元上司が一番良い役で、ポドフスキー中佐は実に憎々しげに悪役を演じ、観客からの憎悪を浴びる役だ。

この「ランボー 怒りの脱出」は映画館で見て、パンフレットも持っていた(今はないけど)。おぼろげな記憶ではあるけれど、確かスティーブン・バーコフの紹介に「ロシア人の役は独占したいね」と語っていた、みたいなことが書かれていた。

真っ青な瞳と静かな喋り方がロシア人を思わせるのかわからないが、バーコフはイギリス人である。(ロシア人がぼそぼそ喋るのはイメージで、私の知ってるロシア人は声がでかい)

嫌みたらしく悪役を演じ、最後は壮絶に殺されていくバーコフの思い切りの良い演技が大好きだ。今回「ビバリーヒルズ・コップ」でまたあの悪役っぷりが拝めて嬉しかった。


2では「金髪のデカ女」カーラをスタローンの元奥さんのブリジット・ニールセンが演じていた。

ニールセンはデンマークの女優さんだそうで、スーパースターの奥さん(短期)だけあってゴールデン・プロポーションのド美人である。

ここまで完璧だと可愛らしさから乖離してしまうので、意外と変な役しか付かないかもしれないが、この映画で彼女も悪役を憎々しげに演じていた。

同性としては、その男前な潔さがむしろ清々しい。「私は完璧よ。何が悪いの?」と言わんばかりの北欧美人である。あっぱれ。



エディにまったく触れられなかったが(脇が良すぎる)、私はエディ・マーフィも大好きだ。
ロンドンのマダム・タッソー蝋人形館に行ったとき、エディの蝋人形と一緒に記念撮影したくらい尊敬している。
残念ながら一緒に撮った写真は手元に残っていない。又次に行ったとき撮ってこようと思う。