2016年1月29日金曜日

ベッキーはなんで暗号メールを使わなかったんだろ



巷はベッキー絡みのニュースで賑わっている。
文藝春秋の見事な攻勢で、事態はおそらく実物以上に盛り上がり、この文章を書いている時点で彼女のスポンサー全てが次回の契約をしない旨を決めたとされ、彼女自身休業に追い込まれている。



今回の件は二人のLINEのやり取りが外部にもれ、報道もそのやり取りを元になされた。
公表されてしまったやり取りの内容が、しおらしく見せた記者会見の態度と裏腹な内容だったこともあって、世間は半ば呆れ半ば嘲笑し、「かばいきれない」「大人のやることとは思えない」「自業自得」等々、 厳しいコメントが方々で聞かれる状況だ。

おそらく彼等はLINEが外部の漏れることなど予想もしていなかったのだろう。
残念ながら、世の中に絶対はないから、LINEが漏れないという保証はないのよね。

アナログ世代から言えば、彼等がなぜより安全な、ソフトウェアで暗号化されたメールを使わなかったのか不思議。LINEの方が手軽だったからか。
パソコンからメールを送るのは面倒だ。でも彼等が人に見られる職業であり、不倫が倫理的に良いことだとは言えない以上(そういえば彼等は「不倫じゃない」「略奪愛じゃない」とか言ってたな)、自分の大切な人の立場を守ろうと思えばなおのこと、極力外部に漏れる可能性を小さくする通信方法を選ぶのが、相手への思いやりでもあったんじゃないか。

なんだかその辺が、子供同士の思考に思えて仕方がない。



例えば、こんなん。暗号ソフトウェアPGP(Pretty Good Privacy)について↓
PGP Wikipedia


サイモン・シンの著書『暗号解読』(新潮文庫)の下巻にインターネット時代に入って生まれた暗号ソフトウェアPGPが詳しく説明されてるよ。↓

暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)