2016年9月23日金曜日

映画「ハングオーバー!」1と2を見た



「ハングオーバー!」はシリーズ作品で、1と2は意図的にパターンが同じで細部のシチュエーション違い、3は見ていないけど出演者が同じで1・2とは流れも異なる完結編ということらしい(wikiによる)。

仲間内の一人が結婚するのを口実に、男同士で結婚式直前に「独身最後のパーティー」を開催し、翌日起きたらめちゃくちゃな状況の中にいて前夜の記憶もなく、結婚式の時間までに居なくなった新郎(2では新郎の義理の弟)を探す、というお話。



昔、某R&Bの女性歌手の婚約者がハデに行ったバッチェラーズパーティーにポールダンサーを呼んでいたことが話題になっていて、当の女性歌手はインタビューでそれについての感想を求められた時、「ポールダンスなら私がいくらでも踊ってあげるわよ!」と答えていた。

日本に住まう庶民の感覚だと、家の中でハイヒールを履いたままテーブルに登り音楽に合わせてダンスを披露、というのはいかにも「なんじゃそりゃ」なんだけど、アメリカのミュージックシーンでブイブイ言わす大豪邸住まいのセレブにとっては「ちょっとしたおいた」程度のもんなんだろう。


そう言えば以前ご飯を食べていた時周囲から聞こえて来た話に、バッチェラーズパーティではないけど「男同士の結婚祝いのサプライズパーティ」のイタズラで、「新郎のアパート(独居)の合鍵をこっそり作って新郎の帰宅前にアパートに入り込み、ペットの魚を別の場所に隠して帰宅した新郎を暗闇の中からみんなで出迎えてびっくりさせ、『さぁ、ご飯を食べよう!』と魚料理を出し、新郎『あれ?この魚は何?』皆『ん?』、新郎が振りかえって水槽を見ると『俺の魚がいねぇ!!』、みんなが『うそうそ。こっちにあるよ』とペットの魚を見せて大笑い、ということをした」と言うのがあった。

人の家の合鍵を勝手に作って忍び込む友達は持ちたくないなぁと思ったことはさておき、バッチェラーズパーティというのはかくも弾けた催しでなければならないのかなぁと女性の私には驚きだった。



この映画は大スターほとんど出ていなくて(当時)、知っている人と言えばマイク・タイソンくらいなんだけど、大ヒットしてシリーズ化されたらしい。
四人の男達のキャラが立っていて、特に歯科医のステュとニートのアランのいかれっぷりが容赦ない。
おかしな2人をまとも組のフィルとタグが疎外せず、優しく受け入れているところにこの話の美しさとトラブルの原因の両方がある。



私はお酒を飲まないので記憶をなくすほど痛飲した経験はないが、酒豪の友達(一人で一升瓶空ける)は「しばしばある」と言っていた。
外で友達と飲んでいた筈なのに、気づくと家に居て二日酔い、旦那さん(下戸)は口をきいてくれず、前夜一緒に飲んだ友達に電話して聞くと「覚えてないの?あーあー」と呆れられ、非常に不安な気持ちになると言う。

過ぎたるは及ばざるがごとし。何事もほどほどが一番かと。